丸日記

丸海てらむの日記です

ダンガンロンパ2をやりました

丸海てらむです。

 

 

 

ダンロン2クリアしました。

 

ネタバレ注意です。一度読んじゃうとこの神ゲーを初見で遊ぶことができなくなってしまうので、まだの人はダンガンロンパ無印から順番にやってくださいな。やるなら絶対無印からです。絶対に。

 

 

 

 

 

 

 

もうなんか感情がぐちゃぐちゃにされてしまった。いろいろ急展開だし、かっこいいシーン多いし、人が現れては消えて、絶望したり前向きになったり、頭がやべえことになった。

 

ツイッターで頑張って伏せながらいろいろ書いてたので、やっとネタバレありで書けると思うとなんか慣れないな。

 

 

 

どこから書こうか。ほんとは時系列順にチャプター1から振り返りたいところだけど、さすがに長いので、とりあえず今やったばかりのラストシーン周りとか物語全体の構造とかについて書きたい。

 

そもそもこれはどういう話だったのか。ゲームの中だったのか、最後何がどうなったのか? 自分でもよくわかってないのでそのへん整理したい。

 

ざっくり時系列を。もうキレイにまとまってるの探せばありそうだけど自分なりに書こう。長いので飛ばしても大丈夫です。

 

 

 

 

 

希望ヶ峰学園創立。どうやら始めから「人工的に”超高校級の希望”を生み出す」ことを目的として作られたものらしい。創立者の名前を取ってカムクライズルプロジェクト。

学園は「超高校級の才能」たちを集めて才能の研究を続ける。

資金難に陥り、予備学科を設立。日向創もその一員として入学。

カムクライズルプロジェクト達成、ついに「超高校級の希望」を生み出す術を発見。人間の脳を直接いじくって、人格破壊と引き換えに多彩な完璧超人にできてしまうらしい。

予備学科の日向くんに話を持ち掛け、彼を「カムクライズル」に改造。

江ノ島盾子がカムクライズル(旧日向)を絶望化。カムクラは生徒会を皆殺しに。

予備学科生が絶望化。カムクラを除いて全員が集団自殺する。

江ノ島の影響を受けて絶望化した生徒たち(カムクラ(日向)を含む2の登場人物たち15人)により、世界中で暴動が発生。

このあたりで江ノ島は自分の人格をコピーして人工知能化したものを作っておいたはず。

生き残っている生徒に学園長が声をかけ、苗木ら15人を学園内で保護することに。外界から隔離し、「今後一生をここで過ごすことになるかもしれない」との覚悟の上で、15人の生徒は学園内で籠城生活を開始。

(このへん記憶が曖昧だ)15人の中に紛れ込んでいた江ノ島によって学園長は殺害され、籠城生活が乗っ取られ、彼らの記憶は消去され、「コロシアイ学園生活」開始。

何名もの生徒が殺し合う中、苗木と霧切と十神を含む数名の生徒は江ノ島と戦い、江ノ島に自殺を選ばせることに成功。自ら外の世界に出る。

このあたりで希望ヶ峰学園の卒業生により「未来機関」設立。世界の絶望を鎮静化しようと試みる。

苗木ら「コロシアイ学園生活」の生き残り6人が未来機関に保護される。苗木らも未来機関の一員として活動を開始。

2の登場人物たちが未来機関に保護される。絶望化しているため未来機関は彼らの抹殺を試みる。

苗木らは未来機関に逆らって独自に彼らを保護、ジャバウォック島へ輸送。「新世界プログラム」を用いて彼らの絶望化した人格を一部消去・上書きし、入学時点での彼らに戻そうと試みる。これが島での修学旅行の当初の目的。

実は彼らはそれに賛同したわけではなかった。カムクラらは江ノ島人工知能を「新世界プログラム」に持ち込み、自分らの人格を江ノ島の人格に上書きすることで江ノ島の復活を計画していた。

手筈としてはこうだ。本来なら「ただ絆を深める→卒業試験を通じて各々が自分の人格を上書きし現実に戻る」となるはずが、プログラム内で人格が殺害されることで「空いた身体」を発生させ、卒業試験を通じて江ノ島がそれを乗っ取る、という手順。つまりプログラム内で何人かが死んだ上で卒業試験が行われれば、江ノ島やカムクラらの目論見通りということになる。ただし江ノ島は直接彼らに危害を加えられない(という教師役としてのルールがある)ので彼ら同士で殺し合わせる必要があり、かつ彼らも記憶を失っていて江ノ島に人格を捧げようとかは忘れているので、モノクマを通じて彼らを殺し合わざるを得ない状況に追い込む必要があった。そういうわけで、モノクマ江ノ島の目的は殺し合いが起きること自体で、そのためにそれっぽい動機を用意したり、みんなに島からの脱出を目指すよう示唆したりしていたわけだ。

あと未来機関の苗木たちをおびき出して処分することも同時に考えていたんだろう。

修学旅行開始。仮想空間に15名の人格のみと、監視者としてウサミと七海が送られる。皆は記憶がないことやなぜ学校から島に移動したのか、など荒唐無稽ないろいろに困惑しつつも、修学旅行が開始する。

カムクラによって持ち込まれた江ノ島がプログラムを改変し、モノクマとして現れる。「島から出たいならコロシアイをせよ」と、皆に互いを殺し合うように誘導する。また、その様子を監視カメラを通じて未来機関に流す。

狛枝が偽十神の殺害を計画。花村がそれに気づき、阻止するために狛枝を殺害するが、死んだのは偽十神だった。偽十神死亡、花村処刑。

苗木、十神、霧切らは監視カメラを通じて島の様子を見ている。どうしてかプログラム内に江ノ島の人格が書き込まれていること、殺し合いが起きていることを知る。つまり、未来機関に黙って進めた「絶望たちを希望に戻す計画」は失敗したわけだ。それどころか彼らは殺されて、江ノ島が復活しようとしている。これを止めるためにプログラムに介入しようとするが、江ノ島に阻まれてうまくいかない。

以降モノクマによって皆に動機が与えられながら殺し合いが進行していく。「島から出るため」「殺された妹の仇のため」「守るべき坊ちゃんの身代わりとして」「江ノ島による絶望化の影響を思い出して」「餓死寸前に追い込まれて」「自分らが江ノ島の影響を受けて絶望化していることを知り、自分を含む全員を殺害するため」などの動機によって、15人中6人が殺害され、4人が処刑された。

残り人数が5人になったのを見計らって、江ノ島は日向(カムクラ)らを卒業試験に召集し、苗木らにアクセス許可を出した。5人に苗木らを足せば強制シャットダウンの使える8人に達する。江ノ島は苗木らをおびき出すためにわざわざこの人数この状況で、苗木らに入ってこれるようにしたらしい。

また学級裁判やその直前での捜査を通じて、日向(カムクラ)らに失った記憶について明かす。この世界が「新世界プログラム」というゲームのような仮想世界であること、希望ヶ峰学園に事件が起きていること、希望開発計画でカムクライズルという人間が生み出されたこと、その正体が日向であること、日向(カムクラ)らは絶望化していて自らの身体や家族を失っている可能性が高いこと、新世界プロジェクトの全貌、そしてここから卒業すると死んだ仲間の人格が江ノ島に乗っ取られること、それを防ぐために強制シャットダウンをすると、今の自分の人格や記憶は失われ、絶望化した人格に戻ってしまうこと。

皆混乱と絶望に陥り、「卒業」も「強制シャットダウン」もどちらも選べなくなる。こうなると江ノ島も復活できないような気がするが、彼女は自分も周囲も絶望させられればそれでいいのだろうという感じがする。

海の声を聞き、日向は自分の意志で未来を選ぶことに決める。強制シャットダウンが実行され、江ノ島消滅。

現実世界に戻る。日向らはどうも「新世界プログラム」での記憶を保持しているらしい。日向、九頭龍、終里、ソニア、左右田は島に残ることを決意。抜け殻となった仲間の身体と共に過ごす。

苗木、霧切、十神は島を離れ未来機関に戻る。

 

 

という時系列になる。

一番気になるのは最後だ。日向たちは最後のシーンで特に絶望化したような感じはなかった。日向のモノローグと後ろ姿だけだったから正直わかんないけど。まじでわかんない。3で明かされるのか? 早くやろう。

 

ざっくり言うと、「江ノ島盾子の影響を受けた残党たちが、江ノ島復活を試みて仮想プログラムを利用するも、記憶を失った自分たちは気を変えてしまった」というような内容である。最初から日向らが計画したことで、それを自分たちでやめたというような内容である。実は。

どうだろう。江ノ島によって絶望させられている間の彼らのやったことや考えたことを、彼らのものとして考えていいのだろうか。ソニアも、左右田も、九頭龍も、終里も、偽十神も、花村も、小泉も、辺古山も、澪田も、西園寺も、罪木も、狛枝も、みんな江ノ島の影響を受けて絶望してしまって、誰かに危害を加えていたり、暴動を扇動したり、そういう悪人のようなことをしていたんだろうか。彼らが。進んで。日向に至ってはカムクラという別人になってしまっていたらしい。

自分はゲームをやっているから彼らに愛着があるし、悪い人なんて一人もいないと知っているんだけど、実際には全員悪い奴だったのだ。江ノ島によって絶望に変えられてしまったからだとして、それは彼らのせいになるか、しょうがないことなのかどうか。このへん難しい。ただ「絶望の残党が新世界プログラムを悪用して江ノ島復活を試みた」と聞くとなんじゃそいつら抹殺してしまえと思う。でそれが日向くんらなのだ。彼ら15人全員そうなのだ。絶望が過ぎる。彼らにとっては「自分自身が」なのだ。そらああなるわ。

 

 

 

 

 

さてここで一旦筆が止まった。一か月くらい丸々空けて続きを書いています。なぜこんなにも空いてしまったか。クリア後に開放されたアイランドモードにちょっと手を付けてみたり、別でやってた実況の編集に追われてたりしたのもあるけど、一番はですね。ちょっと最後のあたりのストーリーが悲しすぎてトラウマになってたかもしれない。向き合うのがつらかった。今まで一緒に過ごしてきたみんなが、実は元「超高校級の絶望」の一員で、今まで悪事をやってきて今はそれを忘れてるだけで、江ノ島を倒すためにはみんなその悪人に戻らなきゃいけない、っていうストーリー展開。最後はなんか解決したっぽいけど、それに至るまでずっとつらくてもう死にそうだった。そして七海は帰ってこない。

 

一か月弱経っていい感じに心の整理がついた気がするので続きを書こう。ざっくりキャラ全員に対して思ってることを書きます。個別イベントは半分くらいのキャラは見たけどもう半分くらいは何も知らないです。

 

そして書きたい順に書くので順序ばらばらです。

 

狛枝凪斗

一番好き。第一印象からなんか優しいお兄さんだなあって感じで、途中でちょっと狂気入るけど、正直日向とかみんなが怖がってるほどには自分は狛枝くん怖くなかった。たぶん顔が良いのとなんだかんだみんなの発言を理解して話聞いてくれてるからだと思う。彼の口から出る言葉とか主義主張は変なんだろうけど、まあ個人の主義は勝手なので(?)。そして最後の死に際、死体を見たときは「狛枝くんが誰かに殺されるなんて解釈違いです!!!!!しかも拘束されて、こんな惨めに、恐怖に顔を歪めるなんて!!!!!!」ってけっこうショックだったけど、事件進めたら全部彼が自分でやったことだったので安心した。最後までかっこいい狛枝くんだったよ。

最後の自殺を彼の身になって考えてみる。確かファイナルデッドルームをクリアした特典でファイルをもらい、そこで「自分たちが超高校級の絶望であること」「一人潜んでいる裏切者だけは違うこと」を知ってしまった。そこで「超高校級の絶望」たちを全員殺すことを思いつく。殺すうちに自分も含めるのが狛枝くんらしくて素敵だ(?)。手段は学級裁判を逆手に取ったもので、「裏切者に自分を殺させる」「みんなにはそうと知れないようにして、間違ったクロを指摘させることで全員を『おしおき』で殺害する」という計画。明らかに他殺にしか見えないように自分で自分を傷付けて、最後の止めは実は密かに隠しておいた毒薬、それを誰かに投げさせるように仕向けた。誰が投げたのかは投げた本人にもわからない、という。あまりにも手の込んだトリックで、狛枝くんの退場にふさわしい事件だった。

「クライマックス再現」で淡々と自分の体に傷をつけてるときの狛枝くんの顔めっちゃかっこよくないですか。

あとアイランドモードで個別イベントを全部見ました。幼いころ不運によって両親を亡くしたとか、それで莫大な遺産を手にしたとか、誘拐犯に襲われたけどなんか助かったとか、末期がんで余命が1年くらいしかないとか、今までの話は全部嘘だよとかいろいろ言っていた。癌の話聞いたあたりまでめっちゃ悲しくなってたのに、急に嘘だよって言われて頭がぐちゃぐちゃになった。でも入学してから今まで二年か三年くらい経ってるはずなので、少なくとも癌は嘘だったんだろう。嘘であってくれ。長生きしてくれお前は、と思ったけど本編中で死んでたな。彼はもう帰ってこない……。

コマエダナギト、並べ替えると「ナエギマコトだ」になる。声優さんも同じ緒方さん。何か意味があるのかなと思ったけどよくわかんなかった。ていうか演じ分け完璧じゃないですか。苗木くんのほうが元気で純粋な感じがして、狛枝くんはなんかちょっとえっちだ。含みがある。

狛枝くんけっこう理不尽な目にあってるのにひょうひょうとして楽しそうなのめっちゃ良いんだよな。明るい。弐大と左右田に殴られて縛られたのに特に恨んでる様子もないし、ご飯持ってきてくれた日向くんに「食べさせてよ」とか言って、拒絶されてもなんか笑ってるあたり。今わかった、全部受け入れてくれる感じが良いんだろう。全部許してくれそう。ああー。この男の良さの正体はそれなんじゃなかろうか。世界の理不尽さも、みんなからの悪意も敵意も気まぐれな好意も、自分自身が忌み嫌っていた絶望そのものだったという事実さえも、全部受け入れて前に進んでいく。決して我慢してるとかしょうがなくじゃなくて、目の前の物全部に「うんうん、そうだよね」と肯定している。文句も言わず、泣いたり誰かに何かを求めることもせず、歪んではいるけど愛を振りまいて、みんなを助けて、最後まで自分の信じるもののために生きていた。主人公だよ君は……。

 

ほんとにそんなんだったろうか。俺の中で狛枝くんが美化されている恐れがある。まあでもそのくらい好きなキャラだった。

 

思ったよりデカい感情が発露してしまったけどこんな長文書くの狛枝くんだけでしょう。あとはサクサク書こう。

 

澪田唯吹

明るい人。あほそうだけどしっかりしてそう。名前は「けいおん!」の登場人物から一文字ずつ取ってきているらしい、と聞いてなるほどなと思った。個別イベントを最初に進めた人。初日の事件発生あたりでまだ終わってなかったので、「頼む、澪田だけは犯人でも被害者でもあってほしくない!!!」って願ったら十神が死んで狛枝くんが犯人ぽいかと思ったらノーマークの花村が犯人だった。初回からヤバい事件だったなあ。

首吊りはけっこうショックだったので、せめて顔が見えないままで助かった。ああいう死体描写でちょっとずつ精神を削られてた説はある。それで狛枝くんに救いを求める、で最後狛枝くんの死体を見てお前!!!!!!!!!ってなる、お前が死んだら俺は誰を頼りにこの後やっていくんだ!!!!!!保護者不在だ…………ってなってた。隙あらば狛枝くんの話をしている。

澪田が死んだこと自体はなんかあんまショックじゃなかった。そろそろかなと思ったりしてた。ただその後ではしゃぐ姿が見れなくなって、何か足りないなあという喪失感がちょっとずつあったりで。キャラを好きにさせておいて後から奪い去っていく、それも好きなキャラの手によって。なんてゲームだ……。

 

超高校級の詐欺師の人(ニセ十神白夜)

全く謎の人。どうも十神本物とはけっこう性格が違うみたいだけど、前作やってから五年くらい経ってるのでよくわかんなかった。でも別館で我先に料理食ってるとこは確かに十神ぽくなかったかもしれない。暗視ゴーグルとか自分で持ってくるあたりも十神ぽくなかったかな。本物なら誰かに言って用意させるとかで、あんまり自分で黙って準備するとかしなさそうだ。

見た目のデブさとかなんか知らんけど全然気にならなかったな。声が一緒だもの。

個別イベントもやってないので彼に対する印象はこれくらいです。十神くん生きててよかった~くらい。

 

花村輝々

あんまり好きじゃなかったキャラなので、正直犯人がこいつと知れてけっこう安心した。「狛枝くんまだいてくれるの? やった~!」くらい。全国の花村ファンの人すみません。

でも最後のバグったシーンで久しぶりに顔見てセクハラ発言聞いたりすると、なぜか懐かしい感じがしたり。おしおき間際で母親のこと思い返してたのもあれけっこう悲しかったな。いやもう考えないようにしよう、まともに感情移入すると精神がいくらあっても足りない……。

 

罪木蜜柑

けっこう好きなキャラ。狛枝くんもそうだけど自己肯定感の低そうな人には惹かれてしまう。よくないと思いつつ。スタンド使いは惹かれ合う……。

最後「絶望病」とやらで別人のようになって去ってしまったのが悲しい。これまで花村も辺古山も、去り際に過去が明かされて、ちゃんと彼らのことを好きになりながらお別れできたのに、罪木に関してはもうほんとに別人のようで、悲しむことすらうまくできないまま去ってしまった。けっこう救いがない。

 

左右田和一

こいつけっこう好き。無邪気だし、自分の世界を持っている。あとなんかあったら主人公に「おいおい見てくれよこれ」って話しかけてくれるイメージがある。影のあるキャラが多い中で、表も裏もなく明るそうな数少ないキャラだ。いや個別イベントやってないので過去になんかあったら申し訳ないけど、あんまり人を憎んだり恨んだりしてなさそう。最後まで生き残ってくれてよかった。

 

ソニアさん

ソニアさんも生き残ってくれてよかった。国でちょっと苦労してそうなんだよな。見た目あほっぽいけど心中ではけっこういろんなこと考えてて、でもそれを特別とも思っていない。性格が良い人だ。リアルで遭遇したら恐れ多くて近づけなさそう。

 

田中眼蛇夢

ハムスターがかわいい人。名字は普通なのに名前がガンダムで、邪眼持ちで、マフラーがあって髪がうねうねしていて、口調が独特な人。一番キャラが濃いというか属性が多い。「神」「破壊」「四天王」「暗黒」のやつどれがどれかわかんなくて無限にやり直してた(正解は破壊神暗黒四天王)。

個人的にはそこまで思い入れのあるキャラではなかったんだけど、一番好きなキャラに挙げてる人が多くてそうなんだ~と思った。

去り際かっこよかったな。犯行から退場まで、正気のまま毅然と戦って去っていった。男らしい。食べ物もないまま監禁されて、状況が状況だからしょうがないのだ。

そういやファイナルデッドルームのやつ彼もクリアしたのか。地味にすごい。

 

七海千秋

初見でずらっとキャラ見たときに「まあみんなは元気そうで胸の大きい子が好きなんだろうけど俺の好みは七海ちゃんと狛枝くんかな~。これが通なんだよな、わかってる人間なんだよな」って思ったけど思いっきりメインヒロインたちだった。すみません。僕の好みは平凡です。やっぱいいキャラはみんな好きになるんだよ。

というか最初のほうは七海さんあんまり表に出てこなかったのでうんうんそういう子だよねって思ってたら、二章だか三章だかで狛枝くんが喋らないときに代わりに議論をガンガン進めていく役やってて、えっこの子もしかして重要キャラですか、ってびっくりした。

ラストの精神世界?での対話みたいなとこでほんとにボロボロ泣いた。けっこう前なので詳細思い出せないが。思い出にはある。もう七海は帰ってこないけど、俺たちは生きていくんだ。七海が託してくれた未来を……。

 

日向創

主人公にして元凶らしき人。江ノ島の影響のせいがあるとはいえ、学園をめちゃくちゃにしたのも、世界中で暴動が起きているのも、このプログラムに江ノ島を持ち込んだのも、それで殺し合いが起きているのも、元を辿れば主人公自分自身が望んでやったことなのだ。主人公の望みは、自分の人格を消し去って黒幕に捧げることだった。元凶は我々だったのだ。救いがなさすぎる。そして江ノ島を封印するには、今の人格を捨てて、元のカムクラに戻るしかない。

このへんのラストのくだり、このゲームで一番しんどかった。人格否定というか精神改変というか、その人がその人でなくなってしまう、って死ぬより恐ろしくないですか。というか、「元々彼らはもう彼らではなくなっていた」っていう現実が。あまりにつらすぎてほんとに精神にダメージを負ったしこの文章を書くのもそれでだいぶ遅れた。

最後のシーンほんとに熱かった。夢の世界から七海に起こされて、ボタン連打して目を覚まして、みんなの発言を斬っていって、クソデカカットインで「それは違うぞ!」ってやつ。状況は絶望なんだけど、それに立ち向かう意思。実際こうなったら自分たちを犠牲に世界を救うか自分たちのために世界を犠牲にするかちょっと迷うところなんだけど、彼らが「自分の正しいと思うほうを選んだ」という意思が尊いんだろうなと思う。

最後どうやら正気を保っているようで良かった。理屈はわからないが。ご都合主義だろうが何と言われようが、頼むから救われてくれって気持ちだ。あの後どうなったんだろう。アニメ見よう。

 

 

 

 

 

 

 

ほんとは全キャラぶん書くつもりだったけど、思い入れのあるキャラはこれくらいだった。好きなキャラがいねえって人はごめんなさい。

 

 

そしてだいぶ公開遅くなってしまって申し訳ない。描かれた絶望が絶望すぎて、思い出すのがつらかった。みんなの過去とか、狛枝くんの死とか。ゲームだからって割り切ればいいんだけど、キャラを好きになりすぎてまじでつらくなってた。

遊んでからだいぶ時間が経ってるので、プレイ中思ったことで書き忘れてることとかいっぱいある気がするけど、一旦これで締めとします。

そしてアニメを見よう。この物語はまだ続く。ようやく向き合う勇気が出てきたかもしれない。続きがあるのだ。彼らは救われたのかどうか。

 

お付き合いいただきありがとうございました。ダンガンロンパは良いゲームです。布教しよう。