丸日記

丸海てらむの日記です

何のことはない日記

うつ病九段」という本をだいぶ前に読んだ。うつ病になったプロ棋士の自伝。

一年間入院して、一時は自殺願望もあってけっこう危なかったらしいが、どうにか復帰して今も将棋を指しているらしい。が棋力はやはりだいぶ落ちたとのこと。

 

自分はうつ病ではないんだけどそれに近いくらい精神が落ち込んでいた時期があって、少なくとも三年くらい、死んだように暮らしていた。よくこういう回想だと「今思い返してもぞっとする」という表現が使われるけど、まだ思い出してもそういう気はしない、あんな時期もあったなあくらいである。

 

小学生中学生くらいのころが一番調子が良かったなあと思う。よく頭が働いて、毎日やりたいことがあって、よく泣いてよく笑って、良くも悪くも素直に生きていた。年齢相応に痛い子ではあったけど。

今はなんか全体的にやる気がない。もう23歳になったのだ。あの頃、拙いブログを立ち上げたり、仲間内でネットラジオを録ろうと言って小さいマイクを囲んだり、忘れ物をひとつしただけで昼休みを泣いて過ごしてたようなあの日々から、10年くらい経っている。家族とは訣別して一人暮らしをして、やりたいことはだいたいなんでもできるようになった。欲しいものもだいたい買えるようになった。ほとんど何をしても誰にも怒られない。自由になったはずなのだ。ところがやりたいことがずいぶん減った。欲しいものもあんまりない。

 

単に疲れてるだけなんだろうか。自分はなんとなくこれを年齢のせいにしているが、もしかしたら中学三年あたりからつい半年前までずっと続いていた忙しい人生に、単に疲れているだけなんじゃなかろうか。一か月くらい毎日寝て過ごして、競争や戦いや何かに追われる日々から抜け出して、ただ寝て過ごせば、また元気になれるんだろうか。そういう仮説がある。そういえばそのためにこの半年間を用意していたはずなんだけど、そんなに休めた気はしない。

 

 

 

なんとなく不快感とか閉塞感を感じて日記を書きに来ているが、もしかしたらそんなに大した問題でもなくて、単に暑さのせいとか寝不足のせいとかかもしれない。わかんないね。人生は複雑だ。一つ一つは単純なはずだけどいろいろ重なり合って意味不明なことになっているんだろう。

 

真面目過ぎるというかちゃんとしようとしすぎる悪癖があるなあと思う。その「ちゃんとする」の基準も別に正しいかどうか怪しい。いわゆる勤勉な愚か者になっているかもしれない。自分勝手に適当に生きてるほうが意外と効率的だろうなあと思う。

自分の美意識とか価値観はあの家で過ごした20余年で形成されていて、どうしてもどこか歪んでいる。これはもう自分の一部になっている。これを変えていくのか、どうしたらいいのかあんまりよくわからない。

 

 

何が言いたいかよくわからんくなった。

まあよく寝て元気になろう。